令和6年度日本博2.0事業(委託型)
主催:(公財)利賀文化会議、
(独)日本芸術文化振興会、文化庁
太平洋戦争末期、フィリピンのレイテ島で偶然生き延びてしまった一等兵が、飢餓状態で敵におびえながらジャングルを彷徨い続ける。平凡な男の異常な戦争体験をもとに、戦争とは何かを問いかけ、人間精神の極限状態を描く大岡昇平の小説を舞台化する。
今や病院で死を待つしかない男は、かつて被曝によるケロイドをさらして喝采を浴びていたことがある。この男の甥は世間の片隅で静かな人生を送ることを願っている。悲惨な戦争によって不幸な人生を生きることを強いられた人間像を通して、戦争の深層を抉り出す作品。
ヒッチコックのサスペンス映画「めまい」の原作となっているボアロー= ナルスジャックの小説「死者の中から」にインスピレーションを得て創作される作品。自他の境を見失っていく人間の様態を踊る。
4人の演出家が、戦争を題材にした2つの作品の創造過程について語る。
令和6年度日本博2.0事業(委託型)
主催:(公財)利賀文化会議、
(独)日本芸術文化振興会、文化庁